まず、技術検定合格者は実務経験が緩和されます

令和5年7月1日に主任技術者要件が緩和され、指定の検定種目の1級の第1次検定又は第2次検定に合格した者は、大学において同表に掲げる「同等とみなす指定学科」を卒業した者と同様に、その合格後3年の実務経験を有し、「学科に対応する業種」の主任技術者要件を満たすこととなりました。(ここでは、「みなし指定学科卒業実務経験」と言い換えます)
なお、2級の場合は、高等学校の指定学科を卒業した者と同様に、その合格後5年の実務経験が必要です。
※上記の適用は、指定建設業及び電気通信工事業以外の建設業です

技術検定種目同等とみなす指定学科学科に対応する業種
土木施工管理
造園施工管理
土木工学土左と石屋管タ鋼筋ほし塗防絶園井水清解
建築施工管理建築学建大左と石屋管タ鋼筋板ガ塗防内機絶園具水消清解
電気工事施工管理電気工学機通消
管工事施工管理機械工学管鋼筋し板機絶井具水消清
電気通信工事施工管理

この実務経験の緩和により、技術検定1級の第1次検定に合格することで、実務経験3年で主任技術者となることが可能となります。
※新たな施工管理技士受検資格での試験実施は、令和6年度(合格発表は令和6年8月)です。
そのため、1級技士補の場合、この実務経験緩和で主任技術者となるのは、最速で令和9年8月になります。

みなし指定学科卒業の実務経験で主任技術者資格のある1級技士補の受審可能な資格コード

資格コード(005)で受審できる技術者は「(監理技術者補佐に係る)必要な知識及び能力+主任技術者要件」で、1級土木施工管理技士補、1級建築施工管理技士補のみ、「005」の資格コードで受審できる業種があります。

下の表は1級○○施工管理技士補それぞれでの申請できる資格を整理した表です。

※下記表の見方
 1級○○施工管理技士補に●があり、かつ、指定学科+実務経験3年に〇がある業種が「005」で
 また、指定学科+実務経験3年のみに〇がある業種は、新設された「11H,12C等」で
 受審可能なコードを示しています。

業種1級土木施工管理技士補みなし土木工学+実務経験3年経審受審できる資格コード
指定業種指定業種
11H
005
005
11H
指定業種
11H
指定業種指定業種
11H
指定業種指定業種
005
005
11H
11H
指定業種
11H
005
11H
005
業種1級建築施工管理技士補みなし建築学+実務経験3年経審受審できる資格コード
指定業種指定業種
005
005
005
005
005
指定業種
005
指定業種指定業種
005
005
005
005
005
005
12C
005
指定業種
005
12C
12C
12C
005
業種1級電気工事施工管理技士補みなし電気工学+実務経験3年経審受審できる資格コード
指定業種指定業種
12E
指定業種
12E
業種1級管施工管理技士補みなし機械工学+実務経験3年経審受審できる資格コード
指定業種指定業種
指定業種
12G
12G
12G
12G
12G
12G
12G
12G
12G
12G
業種1級造園施工管理技士補みなし土木工学+実務経験3年経審受審できる資格コード
指定業種
13D
13D
13D
13D
指定業種
13D
指定業種
13D
指定業種
13D
13D
13D
13D
指定業種指定業種
13D
13D
13D
13D

※1級電気通信工事施工管理技士補は申請できる業種はありません